オススメの税理士学校

税理士を志す人が税理士学校を目指す場合どこの税理士学校を選ぶべきでしょうか

一応この世界で通学・通信において大手2大学校の大原とTACがあります
他にもいくつかあるにはあるんですが,やはり長年培ってきたノウハウは流石と呼べるものがあります

ただ新興の学校が全てダメとは言い切れません
新興には新興ならではの良さがあるし(過去ではなく新しいことに良く対応している)、ちょっと世間が大原とTACに偏りすぎているような気がします

そしてこの手のオススメサイトではランキングなるものをよく見かけますが、はっきり言ってランキングなんてものは眉唾物です
サイトによってはTACが1位だったり大原が1位だったりといいかげんなものです

ここではランキングは示しませんが、オススメの税理士学校を紹介していきたいと思います

学校の概要

ここでは簡単に学校の概要を説明していきます

通学か通信か

  • 受講のスタイルとして基本学か通信の2つのスタイルがあります

    例外として大手の学校ではDVDというスタイルもありますが、通学、通信と比べると比較的価格は高額となっています

    ここでは基本の通学、通信について説明していきます
    まず双方のメリット、デメリットを見ていきましょう

通学、通信のメリット、デメリット

  • 通学のメリット

    • 試験を受ける他の仲間と切磋琢磨し合える
    • 不明点などわからないことを即講師に聞ける
    • 模試テストなど実際に試験形式に模した形で受けることができる
  • 通学のデメリット

    • 通学などの費用がかさむ
    • カリキュラムが組まれるため、学習がどうしても受動的になりがちになる
  • 通信のメリット

    • 通学費がかからない
    • 好きな時間に勉強できる
    • 何度でも受講の動画を視聴することができる
  • 通信のデメリット

    • 不明点などメールなどのやり取りになるため解消に時間がかかる
    • 一人学習に偏りがちになる
    • 自発的に勉強する気持ちが大事でモチベーションの維持が大切になる
  • 細かく言えばまだまだありますが、上記が私の感じるメリット、デメリットです

    どちらが合格しやすいかですが、それは判別できません
    どちらの学習スタイルでも合格する者は合格するし、合格しない者は合格しません

    通学だろうが通信だろうが何より自分の気持ちが大切です

季節による開講の違いについて

  • 税理士学校は基本9月開講、1月開講、そして4月末から開始される直前対策の3つのコースから成り立ちます

    9月開講は基本でありほぼ1年を通じて学習していくスタイルです

    次に1月開講ですが、これは大体税理士試験の試験発表が12月ですので、そこで不合格となった者が再試験のため1月から講習を受ける場合が多いでしょう

    直前対策は受ける科目につき、ほとんど基本的なことを網羅している受験生が受ける講義で、学習内容はほぼ試験に向けての模試がほとんどとなります

標準コースと上級コースの違い

  • 標準コースは1から教えるくれるコースです
    初めて受ける人はこの標準コースから始めるのが基本となります

    次に上級コースですが、その内容は受ける科目を奥深くまで教えてくれるという訳ではなく、むしろ基本的なことを省くと言った方がいいかもしれません

    これは個人的な意見ではありますが、両方受けた感想で例え基本的なことが分かっているといっても上級ではなく、標準コースを受けるのがいいと思います
    こちらの方が分かりやすいですし、上級は講義が事務的なので私には合いませんでした

ネットスクール

  • まずはWeb通信教育に特化したネットスクールを紹介いたします

Web通信教育に特化

  • 通常こういったビジネススキルを教える学校は通学か通信かの2択がですが、Web通信のみなのがネットスクールの特徴です
    つまり学校に通う必要はないということです

    今のご時世、Web通信は大体どこの学校も取り入れており、時間が自由に使えることや繰り返し視聴することができるなどの理由で人気ではありますが、その反面質問などの回答がどうしても遅いというデメリットがあります
    そこでネットスクールは「電話」「SNS」「メール」で早い対応を心がけており、リアルタイム授業の場合などをチャットで質問することも可能です
    つまりWeb通信でありながら出来る限り通学の特性も兼ねるように工夫を凝らしている学校と言えるでしょう

    では次に料金体勢を見ていきたいと思います

他のスクールに比べると料金は安め

  • 新進の学校によく見られる傾向ですが、大手の大原やTACに比べると料金は安めに設定してあります
    大まかには次の通りです

      8月開講(標準) 9月開講(上級) 1月開講(速習)
    簿財 198,000円 176,000円 146,000円
    簿記論 143,000円 127,000円 107,000円
    財務諸 143,000円 127,000円 107,000円
    法人税 153,000円 127,000円 107,000円
    消費税 99,000円 87,000円 72,000円
    相続税 153,000円 127,000円 107,000円
    国税微 64,000円
  • 上記の価格は全2019年度の料金設定で、初学者を対象としています
    これが再受験する再構者などではさらに料金は安くなるので詳しいことはホームページを見た方がよろしいでしょう

    ネットスクールの料金表

市販教材は初心者にオススメ

  • ネットスクールの市販教材は初心者にとても優しい教材です
    とても分かりやすく解説されており、特徴として教科書の類が販売されているのがネットスクールの教材の大きな特徴です

    大手のTACや大原にも市販されている教材はありますが、基本問題集のみで教科書の類はほとんど市販されていないのです
    簿財の教科書はここ最近市販されはじめましたが、税務に関しての教科書は私はここネットスクールの教材以外で市販されているのを見たことがありません

    それだけでもここの教材を買う価値はあると思います

資格の大原

資格の大原はTACと並びこの業界の2大大手です
それでは大原について説明していきます

合格させるためのプロの教師

  • 大原の講師は簡単に言うとプロの教師です

    TACを例にとるとTACの講師は全員がほぼ税理士資格取得者で固められています
    しかし大原は違います

    税理士試験の講師だからと言って税理士資格を取得している訳ではありません
    彼らは税理士としてではなく、飽くまでも教師としてプロの立場にいると思っていいでしょう
    つまり税務のプロというよりは教えるプロなわけです

    これが大原の講師の一番大きな特徴と言えるでしょう

開講コースと価格比較

  • ここでは一般に9月開講、1月開講、そして直前対策の各コースに分けて価格を表にまとめてみます

      9月開講 1月開講 直前対策
    簿記論(通学) 225,800円 165,000円 78,500円
       (通信) 211,000円 155,200円 73,600円
    財務諸(通学) 225,800円 165,000円 78,500円
       (通信) 211,000円 155,200円 73,600円
    法人税(通学) 246,400円 165,000円 78,500円
       (通信) 231,700円 155,200円 73,600円
    所得税(通学) 246,400円 165,000円 78,500円
       (通信) 231,700円 155,200円 73,600円
    消費税(通学) 152,100円 147,200円 50,000円
       (通信) 137,400円 137,400円 47,100円
    相続税(通学) 246,400円 165,000円 78,500円
       (通信) 231,700円 155,200円 73,600円
    酒税法(通学)   ー 104,000円 37,300円
       (通信)   ー 94,200円 35,300円
    国税微(通学) 152,100円 104,000円 37,300円
       (通信) 137,400円 94,200円 35,300円
    事業税(通学) 152,100円 104,000円 37,300円
       (通信) 137,400円 94,200円 35,300円
    住民税(通学) 152,100円 104,000円 37,300円
       (通信) 137,400円 94,200円 35,300円
    固定資(通学) 152,100円 104,000円 37,300円
       (通信) 137,400円 94,200円 35,300円
  • 上記の金額は初学者を対象としたものです
    学生なら割引されますし継続者や複数の科目を受ける方も割引されますので上記の金額が全てではありません
    詳しいことは下記のリンク先を参照してください

    9月開講受講料

    1月開講受講料

    直前対策受講料

    大原は大手ですので受講スタイルは通学、通信の他にDVD映像学習、そして資料のみというスタイルが他にもあります
    映像学習は通学と基本同額ですが、DVDは少し高めの価格設定になっています
    それに対し資料のみの価格はかなり低額です

    さらに開講コースは上記で挙げたのは基本のコースのみですが、コースは他にも5月開講、7月開講、9月開講でも基本の標準コースの他に年内完結+完全合格コースなど他にもたくさんあります
    受講者がそれらのコースに対してよく吟味し、自分のスタイルに合った学習方法もって決めるべきです

TAC

TACは大原と並びこの業界の2大大手です
ここではそのTACについてご説明します

講師は全員が税理士などの現有資格者

  • 大原の講師が教師のプロなのに対し、こちらは全員が税務のプロ、つまり税理士の現有資格者で固められてるのが特徴です
    大原は科目合格は果たしても税理士の資格そのものを有している講師は少ないです
    これが大原とTACの一番大きな違いと言えるでしょう

    大原と比べてどちらが有利かというのはありません
    それは講義を受ける受け手の好みというほかありません

開講コースと価格比較

  • TACのコース自体大原とよく似ています
    基本コースは通学と通信ですが、ビデオ学習やDVDも大原同様あります
    ここでは大原同様、9月開講、1月開講、直前対策の3つに分けてコース料金を比較していきたいと思います

      9月開講 1月開講 直前対策
    簿記論(通学) 226,000円 160,000円 78,000円
       (通信) 226,000円 160,000円 78,000円
    財務諸(通学)
    226,000円 160,000円 78,000円
       (通信) 226,000円 160,000円 78,000円
    法人税(通学) 226,000円 172,000円 78,000円
       (通信) 226,000円 172,000円 78,000円
    所得税(通学) 226,000円 172,000円 78,000円
       (通信) 226,000円 172,000円 78,000円
    消費税(通学) 152,000円 137,000円 49,000円
       (通信) 152,000円 137,000円 49,000円
    相続税(通学) 240,000円 160,000円 78,000円
       (通信) 240,000円 160,000円 78,000円
    酒税法(通学) 152,000円 98,000円 49,000円
       (通信) 152,000円 98,000円 49,000円
    固定資(通学) 152,000円 98,000円 49,000円
       (通信) 152,000円 98,000円 49,000円
    事業税(通学) 152,000円 98,000円 49,000円
       (通信) 152,000円 98,000円 49,000円
    住民税(通学) 152,000円 98,000円 49,000円
       (通信) 152,000円 98,000円 49,000円
    国税微(通学) 152,000円 98,000円 49,000円
       (通信) 152,000円 98,000円 49,000円
  • 9月開講は法人税及び所得税はベーシックコース、他は基礎マスター+上級コースが上記の金額となります
    ですので法人税及び所得税にも基礎マスター+上級コースがあります

    上記以外にも各コースに年内上級講義+上級コースという再受験を志す経験者のコースもあります

    他にも簿財は5月開講コースや7月開講コースなど色々ありますのでよく吟味して自分に合ったコースを選択すればよろしいでしょう